第26回国際HPHカンファレンス2018報告
イタリア・ボローニャで2018年6月6日~8日に、第26回国際HPHカンファレンスが開催されました。世界36ケ国より約670名が参加者し、プレナリーなどの充実した講演と討論で、世界と日本の議論が結びつき、一層接近していることを実感する学び多いものでした。
カンファレンスでは、特に、世界では、オタワ憲章の実践が遅れており、「人々中心」のヘルスプロモーションやプライマリーヘルヘケアを力強く前進させることと、ヘルスプロモーションなどを担う総合診療医の育成が、重要なテーマになりました。
そのために、40周年を迎える「アルマ・アタ宣言」の「新たな宣言」の策定のために、2018年秋にかけてのWHOや国連による国際会議開催への動きが紹介されました。
日本HPHネットワークのツアーには25名が参加し、オーラル2演題、ミニオーラル1演題、ポスター14演題の計17演題を発表しました。
今回は、東京健生病院が2度目の「グリーンリボン賞」を受賞しました。
また、広島共立病院の黄道勇(Wong Toh Yoon;ウォン トーユン)先生が、国際HPHネットワークのジャーナルへ2017年投稿された全論文の中から、「HPH最優秀論文賞」を受賞しました。黄先生の受賞は、アジア初の受賞となりました。
国際HPHカンファレンスの詳しい内容は、次号のニュースレター(NEWSLETTER No.9 JULY, 2018発行予定)にてご報告いたします。
この度の国際カンファレンスの開催と参加にあたり、ご尽力いただきました皆様方に心より御礼申し上げます。
日本HPHネットワーク