第10回J-HPHカンファレンス2025【第2報】
- 日時
- 2025年11月1日(土)~2日(日)
- 会場
-
ビジョンセンター東京・京橋 東京都中央区京橋3丁目7-1 相互館110タワー4F,8F(全体会8F)
エビデンスに基づきパートナーシップで展開するヘルスプロモーション
~J-HPH結成10周年と今後の発展~
2025年11月に広島で開催された第30回国際HPHカンファレンスは、多くの皆さまのご協力により大きな成功を収めました。本年のカンファレンスは、エビデンスに基づき、多分野との協働を広げるヘルスプロモーション活動に焦点を当てることにしています。また、J-HPHは2025年に設立10周年を迎えます。この節目の年にふさわしく、国際カンファレンスの成果を礎とした、より充実した企画をご用意しております。多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
日程:2025年11月1日(土)~2日(日)
会場:ビジョンセンター東京・京橋(東京都中央区京橋3丁目7-1 相互館110タワ-4F,8F)
全体会は8Fにて行います。 アクセス
1階の入口は、大通りの裏側にあります。京橋通郵便局を目印にお越しください。
第10回J-HPHカンファレンス(第2報)フライヤー(PDF)
1日目 11月1日(土)13:00~17:30
|開会式 13:00~13:20
|基調講演 13:20~14:30
「こども食堂と私たちの地域・社会」
講師:湯浅 誠氏(社会活動家 東京大学特任教授 日本福祉大学客員教授 認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 公共政策アドバイザー 仙台こども財団 理事長)
|パネルディスカッション1 14:40~15:50
「公正な医療のためのエビデンスの構築~民医連2型糖尿病研究を例に~」
国際的には、医療の質の要素して「公正性」を組み入れることに関心が高まっています。その背景は、様々なSDH (所得、人種、移民など)による健康格差が拡大しているからです。しかし、日本の医療の中で「公正性」を評価する事は、一般的には行われていません。そこで、国際HPHネットワークのタスクフォースが開発して「公正性基準の自己評価ツール」を活用した、医療の質を「公正性」の視点で評価する方法を学ぶ企画を準備しました。医療の公正さに関心がある皆さんの関心を待っています。
講師:伊古田 明美氏(公益社団法人 北海道勤労者医療協会 勤医協中央病院 糖尿病内分泌内科)<録画>
講師:西岡 大輔氏(京都大学大学院医学研究科 社会的インパクト評価学講座 特定准教授)
座長:結城 由恵(日本HPHネットワーク 運営委員・公益財団法人淀川勤労者厚生協会 西淀病院 副院長)
|ポスターセッション 16:00~17:30
|懇親交流会 ビジョンセンター東京・京橋内 18:00~20:00
2日目 11月2日(日)8:30~12:50
|ワークショップ・シンポジウム 8:30~11:30 受付:8:00
・WS1「ロジックモデル入門~事業・活動の社会的インパクトを評価しうよう~」(定員:40名)
「日ごろ取り組んでいる事業や活動の中長期的な目標がぼんやりしている」「やっていることは社会的にどのような意義があるのだろうか?」そんなモヤモヤを抱えていないでしょうか?ロジック・モデルはそのようなモヤモヤに陥らないように、事業目標から逆算して体系的に事業計画を立案するためのモデルです。このWSを通してロジック・モデルについて学び、実習を行うことで、自施設でロジック・モデルを活用する第一歩を踏み出すことができます。ぜひご参加ください。
講師:高木 大資氏(京都大学大学院 医学研究科 社会的インパクト評価学講座 講座主任 特定准教授)
座長:大矢 亮(日本HPHネットワーク運営委員・社会医療法人 同仁会 耳原総合病院 副院長)
・WS2「『公正な医療の質」って何?』~医療の公正さを自己評価してみよう~」(定員:40名)
国際的には、医療の質の要素して「公正性」を組み入れることに関心が高まっています。その背景は、様々なSDH (所得、人種、移民など)による健康格差が拡大しているからです。しかし、日本の医療の中で「公正性」を評価する事は、一般的には行われていません。そこで、国際HPHネットワークのタスクフォースが開発した「公正性基準の自己評価ツール」を活用した、医療の質を「公正性」の視点で評価する方法を学ぶ企画を準備しました。医療の公正さに関心がある皆さんの関心を待っています。
講師:舟越 光彦(日本HPHネットワークコーディネーター・公益社団法人福岡医療団 理事長・千鳥橋病院 予防医学科 科長)
報告:栢森 恵子氏(医療生協さいたま生活協同組合 本部保健看護部 ヘルスプロモーション推進課 課長)
報告:池田 浩子(公益社団法人福岡医療団 本部組織部 HPH推進課 課長・日本HPHネットワーク事務局)
・WS3 The Global Network for Tobacco Free Healthcare Services (GNTH) 『たばこのない社会をめざしていくために我々がやれること』(定員:30名)
喫煙はリスク要因別の関連死亡者数(2019年厚生労働省)の第2位で、ヘルスプロモーションの介入すべき重要な要因です。喫煙は自身の健康を害するのみならず、家族や周囲の人達の健康への影響も考えられます。さらにタバコに依存することでタバコにしばられた不自由な時間を過ごすことになります。Tobacco Freeで健康で自由な時間をとりもどしたい、そんな思いでこの企画を考えました。今回は台湾のHPH、GNTH病院を見学しその報告もさせていただきます。是非皆様ご参加下さい。
「禁煙、GNTHの活動について」
講師:野口 愛氏(公益財団法人淀川勤労者厚生協会 千北診療所 医師)
「基準フォームA.Bについて」
講師:福島 啓氏(公益財団法人淀川勤労者厚生協会 西淀病院 院長)
ファシリテーター:北原 孝夫氏(香川医療生活協同組合 理事長・高松協同病院 院長)
ファシリテーター:廣田 憲威 (一般社団法人大阪ファルマプラン 理事・社会薬学研究所 所長・日本HPHネットワーク監事)
座長・ファシリテーター:結城 由恵(公益財団法人淀川勤労者厚生協会 西淀病院 副院長・日本HPHネットワーク運営委員)
・シンポジウム「反戦・平和とヘルスプロモーション」
戦争は最大最悪のSDHです。では反戦平和は、医療人が散り組むべき「医療活動」でしょうか?科学的な研究テーマになるでしょうか?それがこの企画のテーマです。第2次世界大戦終結から80年を迎えた今、世界各地で戦争が進行し多くの命、健康、生活が奪われています。シンポジウムでは戦時下のガザ、広島の原爆、日本が中国で使用した毒ガス兵器など、戦争による健康破壊の実態を明らかにします。そして戦争被害者への医療活動を紹介します。命と健康を守る最高の医療は戦争をさせないこと、そのための医療人の取り組みを紹介します。世界では反戦平和をどのように医学医療の中に位置づけているのか、イタリアの医師が報告します。
1)戦争で破壊される命と健康
①「ガザの現状と、医療支援」 報告:猫塚 義夫氏(新川新道整形外科病院 整形外科)
②「広島の被爆者への終わりのない医療」 報告:源 勇氏(広島医療生活協同組合 広島共立病院 副院長 内科 診療部長)
③「旧日本軍の遺棄毒ガス兵器による健康被害と医療支援」 報告:磯野 理氏(京都民医連あすかい病院 神経内科・公益社団法人信和会 介護医療院 茶山のさと施設長)
2)ヨーロッパ、世界の医療従事者の反戦平和活動
“The universal right to health requires peace and rejects war”(仮題) 報告:Dr. Pirous Fateh-Moghadam (イタリア・ベローナ大学)<録画>
3)反戦平和という医療
①「長崎の病院の平和学校」 報告:小森 恭平氏(社会医療法人 健友会 上戸町病院 理学療法士)・松延 栄治氏(長崎県民主医療機関連合会 事務局次長)
②「若手医療従事者による核兵器廃絶をめざす取り組み」 報告:奥野 衆史氏(社会医療法人社団 健生会 立川相互病院 呼吸器内科)
③「平和教育をカリキュラムに据えた看護学校」 報告:生田 知歩氏(医療法人財団 東京勤労者医療会 勤医会東葛看護専門学校)
4)討論「反戦、平和の問題は、ヘルスプロモーションの課題?」
司会:大野 義一朗氏(雄武町国民健康保険病院 副院長)
司会:中里 結花氏(社会医療法人 健友会 上戸町病院 整形外科)
|パネルディスカッション2 11:40~13:00
「医療と法律のパートナーシップ~法律家との共同で患者の人権を守り、健康における公正を実現する~」
本企画では、Medical Legal Partnership(MLP)を取り上げます。MLPは、医療者と弁護士が協力し合うことで、健康の社会的決定要因(SDH)に法的な側面からも解決を図ろうという取り組みです。
演者:吉田 絵理子氏(一般社団法人にじいろドクターズ・川崎医療生活協同組合 川崎協同病院 総合診療科 教育担当)
演者:村上 晃氏(日弁連第65回人権擁護大会シンポジウム「人権としての『医療アクセス』の保障」実行委員会 実行委員長日弁連貧困問題対策本部社会保障PT座長・長野県弁護士会)
演者:森 弘典氏(日弁連第65回人権擁護大会シンポジウム「人権としての『医療アクセス』の保障」実行委員会 事務局長・愛知県弁護士会)
演者:猪股 正氏(日弁連第65回人権擁護大会シンポジウム「人権としての『医療アクセス』の保障」実行委員会 副実行委員長・日弁連貧困問題対策本部副本部長・埼玉弁護士会)
コメンテーター:竹下 義樹氏(日弁連貧困問題対策本部副本部長・京都弁護士会・社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合 会長)
司会:武田 裕子氏(順天堂大学大学院 医学研究科医学教育学 教授)
司会:舟越 光彦(日本HPHネットワークコーディネーター・公益社団法人福岡医療団 理事長・千鳥橋病院 予防医学科 科長)
|閉会式 ポスターセッション優秀演題表彰 13:00~13:20
13:20終了予定
ポスターセッション抄録登録
抄録送付先:conference#hphnet.jp (#を@に変更してお送りください。)
メールタイトル:ポスターセッション抄録登録 事業所・大学
抄録登録締切: 2025年10月15日(水) 当日、印刷したポスターをご持参ください。
貼出時間:11月1日(土)11:00~12:55
ポスターセッション:11月1日(土)16:00~17:30
優秀演題表彰を11月2日(日)閉会式にて行います。
【ご注意】
・同一法人・事業所より複数名がご登録される場合、ひとりずつ異なるメールアドレスにて参加申込をお願いします。
・演題登録期間・参加申込の延長はありませんので、必ず期日内に登録してください。
・演題登録をされた方は、参加申込を10月15日(水)15:00まで、参加費振込を10月17日(金)17:00までに必ず行ってください。
・抄録登録、参加申込後、参加費のお振込がない場合、演題登録と参加は無効とさせていただきます。
参加申込み・懇親交流会・宿泊のお申込み
参加費:HPH加盟12,500円/HPH非加盟15,500円/大学生・大学院生2,000円
懇親交流会 6,050円(会場は、ビジョンセンター東京・京橋内)
参加申込み・懇親交流会・宿泊のお申込み・お問い合わせはこちら。
https://kitos-001.jp/jhph10th/Entry/RegTop.aspx
●申込期間:2025年9月10日~10月15日(水)15:00締切
●振込期限:2025年10月17日(金)17:00
同日開催
第10回日本HPHネットワーク総会・コーディネーターワークショプ
2025年11月1日(土)9:00~11:00
会場:ビジョンセンター東京・京橋 8階
対象:HPH会員 HPHコーディネーターまたは代理の方
顧問会議
2025年11月1日(土)12:00~12:40
会場:ビジョンセンター東京・京橋 8階
主催
日本HPHネットワーク Japan Network of Health Promoting Hospitals & Health Services (J-HPH)
お問い合わせ・ポスターセッション抄録送付先
日本HPHネットワーク事務局
〒812-8633福岡市博多区千代5丁目18-1 千鳥橋病院内
E-mail : conference#hphnet.jp
#を@に変更してお送りください。
TEL: 092-641-2761(代表)(担当:池田・板本)
更新日:2025年9月10日