第2回コーディネーター・ワークショップ(J-HPHスプリングセミナー)を開催しました。
- 日時
- 2017年3月5日(日)12:00~17:00その後懇親会(WSⅢ地域診断ワークショップ9:00~)
- 会場
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コンベンションルーム AP秋葉原 会場の地図はチラシ参照
ご報告
第2回コーディネーター・ワークショップ(J-HPHスプリングセミナー)を2017年3月5日(日)に東京AP秋葉原にて開催しました。HPH加盟事業所外からも、多くの参加者を迎え、約200名が参加しました。
今回のワークショップは、「エビデンスも蓄積されている健康の社会的決定要因(以下、SDH)を、臨床の場で、どのように評価し、必要な支援を提供できるのか。カナダの実践を学び、日本での課題を交流すること。」、「HPH活動の責任者となるコーディネーターを対象に、HPHのマネージメント学習と交流をすること」を目的に開催されました。
基調講演Ⅰでは、カナダ・トロントの家庭医であるギャリー・ブロック医師(Dr. Gary Bloch;聖マイケル病院家庭医、卜ロント大学准教授)を講師に迎え、「貧困を治療する~プライマリケア提供者のための臨床ツール」について講演いただきました。講演Ⅱでは、地域医療のパイオニアであり、J-HPHの加盟病院でもある佐久総合病院の由井和也医師より「地域住民とともにすすめる健康な地域づくり~佐久総合病院の実践から」をテーマに講演いただきました。
全体会に先立ち、午前中から開催されたワークショップⅢ「地域診断のススメ」」と、午後に開催のワークショップⅠ「日常診療のなかでSDHの問診を定着させる」、ワークショップⅡ「HPHマネージメントを活用する」では、医師、看護師、MSW、研究者、薬剤師、リハセラピスト、介護福祉士、栄養士、保健師など多職種の参加者から活発な意見が出されました。
今回のワークショップでは、貧困や健康に対する社会的リスクへのチーム医療の介入方法や、アドボカシーによる紹介など様々な角度から意見が出され、今後のHPHのエビデンス作りの指針となる大きな転機となりました。また、ヘルスプロモーションの理念を、医療サービスの現場にどのように具現化し、そして、どの課題にフォーカスしてJ-HPHが活動を広げるのかを示すことができた企画となりました。特に、貧困に取り組むカナダの実践は、今後の日本の医療の在り方にインパクトを与える可能性を感じるものでした。
基調講演会とワークショップの詳細はJ-HPH Newsletter No.5をご覧ください。
https://www.hphnet.jp/newsletter/1161/
企画
【講演Ⅰ】 12:05~13:30
「診察室で貧困を評価し支援する、カナダでの実践」*同時通訳あり
講師:Dr. Gary Bloch(カナダ・トロント大学准教授)
【講演Ⅱ】 15:30~16:50
「地域住民とともにすすめる健康な地域づくり~佐久総合病院の実践から~」
講師:由井 和也氏(佐久総合病院・地域医療部 部長)
【ワークショップⅠ】 13:50~15:20
「診療現場でSDHに介入し支援するアイデアを交流する」
【ワークショップⅡ】 13:50~15:20
「HPHマネージメントを活用する」
対象:各事業所のHPHコーディネーター
*HPH加盟事業所のコーディネーターの方はこちらにご参加ください。
定員:50人(先着順締切)
【ワークショップⅢ】 9:00~11:00(前半)/13:50~15:20(後半)
「地域診断のススメ」
講師:中村 正和氏(地域医療振興協会・ヘルスプロモーション研究センター長)
定員:30人(対象 HPH加盟事業所の方、先着順締切)*定員になりました。
*お申込多数の場合、事業所から1名に調整する場合があります。
【懇親交流会】(17:20~18:20)
*懇親交流会のお申込み・参加費費別途
定員・対象
定員:180名
【対象】
HPHコーディネーター・加盟事業所の方 100名/加盟予定事業所の方50名/その他関心のある方30名
申込用紙・参加費
【コーディネーターワークショップ申込用紙】
こちらの書式にご記入のうえ、メールにてお申込みください。
参加申込用紙 コーディネーターワークショップ
お申込締切日:2月17日(金) *2月17日以降のお申込につきましては、ご希望に添えない場合がございますので、ご了承ください。
【参加費】
8,000円(HPH加盟事業所の方)/10,000円(HPH非加盟事業所の方など)/1,000円(大学生・大学院生)
参加費振込締切:2月24日(金) *懇親交流会費別途
【宿泊・懇親交流会申込用紙】
20170305宿泊懇親会申込用紙.doc
お申込締切日:2月24日(金)