第2回HPHカンファレンスを開催しました。
日本HPHネットワーク(J-HPH)は、第2回HPHカンファレンスを「ヘルスプロモーションのこれからの課題とHPHの役割~地球規模で考え、地域で課題に取り組む~」をテーマに、2017年10月14日(土)~15日(日)に東京で開催し、医師、看護師、薬剤師、保健師、ソーシャルワーカー、リハセラピストなど医療関係者、大学生、大学院生の316名が参加しました。
開会の挨拶
日本HPHネットワークCEO 島内憲夫氏(順天堂大学特任教授・医学博士)
来賓挨拶
相澤孝夫氏(J-HPH顧問・一般社団法人日本病院会 会長)
邊見公雄氏(J-HPH顧問・公益社団法人全国自治体病院会 会長)
伊澤 敏氏(J-HPH顧問・JA長野厚生連 佐久総合病院 統括院長)2日目
丸山泉氏(J-HPH顧問・日本プライマリ・ケア連合学会 理事長)ビデオメッセージ
ハンヌ・ターネセン教授(国際HPHネットワーク事務局CEO、WHO-CCセンター長)ビデオメッセージ
基調講演1
「21世紀のヘルスプロモーション、ヘルスサービスとヘルスプロモーティングホスピタル」
講師:Don Nutbeam教授(シドニー大学公衆衛生学教授・WHOコンサルタント)
オタワ憲章、バンコク憲章の意義を振り返り、成果と課題、新たに直面している問題についての見解と、今後HPHが果たすべき役割についてご講演いただきました。
ポスター発表
HPH加盟事業所・非加盟事業所よりテーマ別の75演題が発表され、優秀賞(グリーンリボン賞)に5演題が選ばれました。
教育講演と3つのワークショップ
教育講演|「今から始めるHPH」とSGD「事業所で何から開始する」
WS1|「明日から使えるSDH問診票」
WS2|「HPH推進者セミナー(国際HPH認定ニューカマーセミナー)」
WS3|「セッティング別の交流~薬局・歯科・福祉施設」
シンポジウム
「J-HPHの成果と課題」
舟越 光彦 氏 (日本HPHネットワーク コーディネーター ・福岡医療団 理事長)
「国際ネットワーク認定プロジェクト後のヘルスプロモーションの取り組み」
福庭 勲氏(日本HPHネットワーク運営委員・埼玉協同病院 副院長)
基調講演2
「SDHと医学生の教育~SDHを理解した未来の医師養成のために~」
講師:武田 裕子 氏(順天堂大学医学部医学教育研究室 教授)
医学生教育の実践をとおしてSDHの教育について、各国での研究事例を通してご講演いただきました。
第2回HPHカンファレンスにご臨席いただきました顧問の先生方ならびに講師の先生方、ご参加いただいた皆様方に、心より御礼申し上げます。
カンファレンスの詳しい内容は次号のJ-HPHニュースレターNo.7(2017年11月発行予定)で詳しくご紹介します。