広島医療生活協同組合 広島共立病院
広島共立病院は、1977年に開設し、2014年9月に新築移転しました。病床数は186床で、総合性と専門性を追求し、地域の医療機関との連携をとりながら、救急医療・リハビリテーション・緩和ケア・ヘルスプロモーションを医療の4つの重点活動として展開しています。
国際HPHネットワークには2012年11月に加盟(2015年10月には、日本HPHネットワークに加盟)。2013年11月からHPH活動推進委員会を発足させ、それまで行ってきた様々な健康づくり活動を継続しつつ、新たな活動を展開しています。
活動の柱を地域住民へ、患者・利用者へ、職員へとアプローチしています。
「地域住民へ」は、2011年から近隣の総合福祉センターで、「健康教室」を行政や地元の医師会・歯科医師会・薬剤師会の後援のもと毎月開催しています。
また、2014年5月からは近隣の大手商業施設で毎月1回健康チェックを開催し、述べ1,557人の参加があり、職員が積極的に地域に出ていくことを進めています。
「患者・利用者へ」は、「お母さんのための産後講座」や「健診後の結果説明会」などを実施しています。
「職員へ」は、「腰痛予防の取り組み」や「体力測定の実施」など、2015年から「1職場1HPH活動」を全職場で取り組んでいます。
HPH国際カンファレンスには、当院のHPH活動の実践の中から、「地域健康教室の取り組み」「メディカルフィットネス事業」「日本人の食生活に関する調査」「新人看護師で腰痛を減らす」等、2014年から毎年複数演題をもって参加しています。
SDHへの取り組みは、次年度以降の第7次長期計画の中に位置付けています。HPHの活動を積極的に展開することによって、「明るいまちづくり」「地域まるごと健康づくり」が実践できるようにしていきたいと思います。
NEWSLETTER No.5 APR 2017