一般社団法人群馬保健企画 あおば薬局渋川店
経済的支援ツールの活用について
あおば薬局渋川店のHPH活動は「高齢者のたまり場への出前健康講座」や「店舗での健康教室の開催」、「店舗内での健康サポートコーナーの設置」、「8000歩チャレンジの取り組み」、「受診中断患者さんへの電話かけ」「職員の運動習慣の調査」などを行っています。
薬局をご利用いただいている患者様に加えて地域住民の健康リテラシーを高めることを視野に入れて様々な活動を行っています。
この中で受診中断患者さんへの電話かけは10年以上にわたり活動を継続しています。
慢性疾患を抱えた患者さんで薬が飲み終わっても来局されない方を対象に電話かけや訪問して治療が中断していないか、何かお手伝いできることはないかなど相談業務を行っています。
しかしソーシャルワーカーなど専門職を配置していないことや年齢の若い職員が多いことで、どこに「視点」を向ければよいかわからないことがあります。また、「発見した困難」に対して解決へのアプローチをどのように進めればよいかわからない時もあります。
昨年のHPHカンファレンスで「経済的支援ツール」が紹介されました。
このツールは患者さんの抱えている困難を見つけるための様々な「視点」とそれを解決するための支援方法がまとめられている非常に分かり易い資料であると感じました。
経済的な支援にはどのようなものがあるかを知り、紹介していくことを目的に「経済的支援ツール」を取り寄せ、まずは学習を進めています。
受診が中断している患者さんに限らず、普段薬局をご利用いただいている患者さんにも健康や生活上で抱えている困難を見つけ、それに対して適切な支援ができるようなスキルを獲得したいと思います。
NEWSLETTER No.14 JUNE 2020