生活協同組合ヘルスコープおおさか コープおおさか病院
すこしおチームの取り組み
健康を害する要因として塩分摂取が挙げられています。塩分の摂りすぎは「高血圧症」になりやすく、血圧が高くなれば動脈硬化がすすみ「脳卒中」「心臓病」を引き起こす可能性があります。ただ、そういった病識はあったとしても減塩に対する知識は、まだまだ職員には浸透していない現状があります。
コープおおさか病院では、2017年からHPH活動としてすこしおチームを発足し、医師・医事課・管理栄養士がメインとなって、すこしお運動推進に力を入れています。
やみくもに塩分を減らすことはおいしい食事に繋がりません。結局続かず元の食生活に戻ってしまいます。おいしく健康に「少しの塩で健やかな生活を目指す」取り組みを職員に知ってもらい、実践してもらえるように活動しています。
活動のメインは2か月に1度発行している「すこしお通信」です。年度初めは「すこしお」について知らない新入職員に向けてすこしお運動や、すこしおチームについての紹介を行います、そのあとはすこしおチームで話し合い「高血圧の基準について」「塩分表示の見方」「減塩テクニック」などテーマを決めて記事にしています。
他にも減塩のこと、食塩のことを身近に感じて貰えるように市販の冷凍食品や缶詰に含まれる塩分量を紹介したり、塩分チェックや塩分クイズなどで職員自身が食生活の振り返りを出来るように工夫しています。
記事には管理栄養士が考案したすこしおレシピも掲載しています。自宅にある調味料やどこにでも売っている食材を使って簡単に調理できて美味しい、しかも減塩!!な料理を紹介するように心がけています。
今後は24時間畜尿塩分摂取量の調査結果の報告もしていく予定です。1年に一度、全職員対象にすこしおアンケートを行い、すこしおに対する意識調査を行っています。減塩で気を付けていることがあるか?の質問に対して「ある」との回答が、一昨年48%から63%まで増加したのはチームとしても嬉しい限りです。
しかし、すこしお運動の1日塩分摂取目標量が6gであることの認識がまだまだ薄い結果になりチームとしての課題も見えてきました。チーム一丸となり職員の食生活に減塩が当たり前になるように活動していきたいと思います。
NEWSLETTER No.18 SEP 2021