株式会社福岡保健企画 ちどり薬局
毎日午前10時半から11時に職員1名を待合室に配置し、健康増進に寄与する多種多様な活動を展開中です。イベントとしてではなく、業務の一環として日常的に取り組んでいます。活動の一例を紹介すると、
①「骨密度測定&もの忘れチェックテスト」「インボディ測定」「血流測定」「お肌の水分チェック」などの、測定をして受診勧奨や健康のアドバイスなどを行う活動
②「頭の体操、クイズで楽しく!」「新聞紙で作った棒を使った健康体操」「椅子に座ったままできるストレッチ」「頭の体操、脳トレパズル」「ロコモチェック」などの、頭や体の簡単な体操などを行う活動
③「減塩アイデアCooking(レシピ紹介)」「日頃口にする食品の塩分量について」「食品に含まれる砂糖の量を実際目で見てみませんか?」「健康相談窓口」「サプリメントの正しい使い方(健康講座)」「知っていますか?マスクの正しい着け方(健康講座)」「便秘について(健康講座)」「ノロウイルスの対処法(健康講座)」などの、アイデアあふれる健康講座
④「黒豆茶について(試飲会と説明)」など事務職でも実施できる活動があります。
薬局は今、門前からかかりつけ、対物から対人へと大きなシフトを迫られています。HPHの活動は国が求める調剤薬局の在り方にリンクする部分が大きく、この活動が地域の薬局としての特色を出すことにつながっています。
また、バックヤードでの仕事がメインの薬剤師が待合室に出て、処方箋というツールがない状況で情報を発信することは、個人のコミュニケーション能力の向上に大いに役立っています。これらの活動は薬局に来られた患者さまからの評判もよく、取組みを始めた頃と比較すると職員のモチベーションもかなり上がりました。薬局が「町のたまり場」として地域の健康増進活動の拠点となるべく、今後もHPHの活動を継続していきます。
NEWSLETTER No.11 MAY 2019