青森保健生活協同組合 あおもり協立病院
![あおもり協立病院HPH推進本部の皆さん](images/office87_01.jpg)
私たちあおもり協立病院は2023年11月に日本HPHネットワークへ加盟をしました。
加盟後の2023年12月から4名の職員でHPH推進委員会準備室を結成し、委員会体制や取り組み内容について意見交換を行いました。
3回の準備室の開催を経て7名の委員体制でHPH推進本部へと名称を変更し、月1回のペースで会議を開催しています。
コーディネーターである相馬院長を中心に「職員、患者・利用者、地域」の健康へ繋がるよう話し合いながら取り組みを継続しています。
第1弾の取り組みとして「職員の階段利用推進」を掲げました。どの様な内容のポスターであれば階段利用推進の啓蒙ができるのか委員皆で意見交換をしました。
標語だけではなく、階段の利用につながるような情報を目に見える形(数字など)で作成することを意識し4枚のポスターを作成しました。
作成したポスターは職員が通る階段や廊下に掲示しています。
![](images/office87_02.jpg)
第2弾の取り組みは職員へ向けての「健康に関する意識調査」です。「自身は健康であると思いますか?」の質問から始まり、7つの項目について質問し、各質問で選択回答ができる形式でアンケートを行いました。初めての取り組みのため集約目標を対象職員の50%である200名としましたが、目標を上回る260名から回答がありました。
「自身は健康であると思いますか?」の質問では57.7%の方が、「自身の健康について興味がありますか?」の質問には88.8%の方が「ある」と答えています。先程記載した推進本部で作成した階段利用推進ポスターを「見たことがありますか?」と質問をしたところ、66.1%の方が「見たことがある」と答えています。
その中で、もともと階段を利用していた方が188名(72.6%)でした。ポスターを見てから階段利用を意識していると回答した方が45名(17.4%)でした。
自分たちの取り組みが職員の健康へ寄与することができたとメンバー全員で喜びを共有しています。
先日行われた国際HPHカンファレンスへ職員を派遣し推進本部内でミニ報告会を行いました。
「院外へのアプローチ」「地域との連携」が大切であることをあらためて学び、今後の取り組みへの参考となるヒントを多数見つけることができました。
今後の取り組みとしてHPH学習会を予定しています。国際HPHカンファレンスの報告会を中心に+αの開催を企画しています。
今後も他法人の取り組みを参考としながら自分たちの取り組みに自信を持ってHPHを広げていきたいと思います。
報告:野村和志氏(あおもり協立病院 事務長室 事務次長)
NEWSLETTER No.28 JAN 2025